ウクレレの基礎知識 篇


ウクレレってナニ?

ウクレレとはギターを小ぶりにした様な形の弦楽器。ギターと大きく違うのはギターの弦が一般的に6本であるのに対してウクレレは基本的に4本であること。


ウクレレの歴史

 ウクレレの歴史は意外と古く、その紀元は紀元前と言われています。ポルトガル人が作ったブラギーニアという小型のギターがその原形で、1800年代後半にハワイへ移住して来たポルトガル人と共にそのブラギーニアもハワイに持ち込まれました。このブラギーニアを元に改良を加えハワイ生まれの楽器、ウクレレが誕生したと言われています。
 ハワイへ移住したポルトガル人の移民達は、彼等が作ったウクレレを持ってハワイ中で演奏し広めました。その演奏を聞いたカラカウア大王がウクレレを大変気に入ってほめたたてた為に、ハワイの住民達にも人気が広まったと言うことです。


ウクレレの語源

ウクレレと言う名前はハワイの言葉で「跳ねるノミ」という意味だそうです。ものの本によりますと、「ウクレレを弾く指が弦の上を飛ぶ様に速く動くので、そこから跳ねるノミを連想するからで、UKULELEのUKUはノミ、LELEが跳ねるという意味」だそうです。


ウクレレの種類

ウクレレの種類は大きく分けると4種類あり、さらに同じタイプの物でも形状や弦の本数、フレットの数により多数のバリエーションがありますが、基本的には以下の4つに分類されます。
  1:ソプラノ(スタンダード・タイプ)
  2:コンサート
  3:テナー
  4:バリトン
簡単に言えば一般的にウクレレと言われるものは1番のソプラノのスタンダード・タイプで、ギターを小さくした様な形で、他にもパイナップルの形をしたものもあります。2番のコンサート・タイプは音程はスタンダード・タイプと同じですが、ボディーがひと回り大きくなり3番、4番はさらに大きく音程も低くなります。

スタンダード
コンサート
テナー
バリトン